坂爪さんとお会いした時の感想(2018年編)

体験談について書きたいと思った。

初めて前編、後編と分けてみます。これは坂爪圭吾さんという方に出会って、僕が感じたことのお話。


 ■坂爪圭吾さんと初めて会った時

数年前、すごく気になっていた「坂爪圭吾さん」が札幌にトークイベントで来札するということを知った。僕はその時、転職活動をしている時期だった。

坂爪さんに会えたらいいな、と思った。会う怖さもあったけど、坂爪さんに会ってみたいという気持ちが勝った。SNSを通して連絡をしたら会ってくれる事になった。

とはいえ、何を話していいか。何も決めていなかった。何のために会おうとしていたのか、今ならわかるが当時は会う目的がイメージできていなかった。
話す内容のイメージがないままお会いした。当日何とかなるだろう、という適当な思考をしていた。

話は変わるが、転職活動をしていた事情について少し話す。
今後のことを見据えて、苫小牧という街から札幌へ転居しようとしていた。そのタイミングで仕事を変えることも決めた。
仕事の内容は定めてなかったが「子供のために」という理由で年収がいくら欲しいだとかそのためにはなんでもするだとか、だるいことを考えていた。

保険の外交員もやれると思っていて、もし年収が思ったより稼げるようになったら云々みたいな。内心ではそういう「思ったより高い年収になったら。。。」みたいなことも考えていた。ダルい考えだぜ。
ダルすぎて、ダルメシアン業界の中でも指折りのダルさだ。ダルダル、ダルメシアンだ
(※ダルメシアンはちっともダルくありませんし、可愛さの権化です)



■転職活動当時の思い
今思えばだけど、いきっていた。なんでもやれると言っている自分像をつくり、家族のために生活していくことで幸せに暮らしていけると思い込んでいた。子どもたちのために年収500万というのを一つの目標にした転職活動をしていた。

でも本当はすごい不安だった。自分の転職がうまくいくのだろうか。自分のしたい生活ができるのだろうか。営業職への転職を視野に入れていたけれど、人脈を広げていくことに関心が薄い自分が、営業職を面白いと思えるのだろうか。自分は本当は何をやりたいんだろうか。
恥ずかしい話、自分が不安だということも当時は気づいていなかった。


■坂爪さんから言われた言葉

会った時に何を話すか決めていなかったが、話の流れで転職活動の話になったんだと思う。それで、ひとしきり、今の転職活動に対する考え方を聞いてもらった上で坂爪さんから質問をもらった。

「それで、何をしたいんですか?」

その瞬間に頭が真っ白になった。何も返答できなかった。


何も返答できないでいると、坂爪さんはさらに

「頭で考えすぎなんだと思いますよ」「歩いてみたら良いと思います。散歩するの良いと思いますよ」

そんなことを言われた。
悔しかった。考えていたことを否定された感じがした。だから何かを返答したと思うけれど的を得ない返答をしたんだと思う。
図星だった。本質を突かれたと感じていた。恥ずかしくて変な汗をかいていた。相談させてもらいにいったつもりではなかったが、結果としては完全に人生相談に乗ってもらった。し、最高のアドバイスをもらった。

出だしとしては、自分が坂爪さんと対等にお話しできると思い込んで、その場に臨んだのだが、そもそも対等かどうかはどうでも良いことだった。自分の願いに自分で気づかずに、その願いがあることに意識を向けようともしていない自分がいた。

図星の質問をしてもらった上、喫茶店を出る際には坂爪さんにコーヒーを奢ってもらった。
実は、僕はというとお話しの時間をもらったということで、坂爪さんに渡そうと5000円をポケットに入れていた。けれどそれは渡せなかった。

対等に話ができなかった。なんなら相談に乗ってもらった。5000円渡せなかった。なんならコーヒーを奢ってもらった。
帰り道は、自分の醜さ、浅ましさ、愚かさを感じていた。何をやってるんだろうという感情が何度も押し寄せた。

ひとしきり負の感情を味わったあと、そこから考えた。「自分は何をしたいんだろう?」
最初は答えが見つからなかったが、思い返せばそう、やりたいことがあった時期はあった。


■僕は僕を助けたい。
そうだった、僕は僕を助けたいんだった。
いや、忘れていたわけではなかった。けれど、数年前に気づいたこの想いにまだ囚われていると思いたくなかった。その当時の自分から成長しているから、今の自分はまた違う地点にいるんだろうと思い込んでいた。だからその思いに蓋をしていた。

でも、違った。僕は僕を助けたい。今もそう。それを考えることが僕のエネルギーになる。ワクワクする。いろんな戦略が浮かぶ。この考えを大切にするしかない。そう捉え直すことにした。

僕が僕を助けるためにどういう仕事がいいのかを考えていたところ、たまたま今の会社の求人と出会い、働き始める事となった。

そこからまた理由があって、坂爪さんとお会いする機会を得た。
長くなってきたので、別記事にする。

そんなこんな。




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