【料理で起こったこと】家族に作る料理について自分のあり方を問うてみた。

 嫁さんから朝ごはんの量が多いと思う、という言葉をもらった。

料理をし始めてからの何度目かの言葉だ。対象は子供たちのご飯の量のことになる。


言われるたびにその直後はご飯の量が少なくなるのだが、時間の経過とともにご飯の量が多くなるというのが何度も言われる所以だ。


なぜか子供に出すご飯の量は多くなってしまう。

わかっている。食べられる量が少ないことやご飯に関心が低く、食が細いことは。

そこに対してなんとかしたい、という気持ちがある。自分の子供時代も食べなかったのに。自分の子供には食わせたがるというのは、なんともエゴが過ぎるなぁとは思う。

なぜ子供に食わせたがるんだろう。


それに、徐々にご飯の量が増えるのは上記だけが理由じゃない。気がする。



そんだもんで、今回は上記にまつわる個人の思想を深ぼっていく内容になる。


そんな内容が面白いか?


知らん。


しかし僕には必要なステップだ、というのを世界に知らしめておこうと思う。


では改めて、なぜ自分は食ってこなかったのに子供には食べさせたがるのか。自分で自分に問うてみる。


表層上の想いとしては、「1食くらい食べ切らなくてもいい、なんなら食べなくてもいい」「飢えてきたら自ら食べるでしょ」「風邪とか引きやすくなるのかもしれない」「食べなかったら罰、とかにして無理やり食べさせて食事自体が嫌いになった方が大変」


とかを思っている。



ん?だからなぜ子供に量を食べさせたがる?矛盾しているぞ。


んー。


風邪を引く、とか健康状態が悪化するとか、そういう未来に対して不安なのかも知れない。自分が作った料理で子どもが風邪をひいたら、健康じゃなくなったら、自分の責任なのではないかと思う。つまり、自分が子供を風邪にした、と思うであろう。

風邪を引くのが不安だから、栄養をたくさんとって欲しくて、ついつい量が多くなるという仮説。



それは本当か?


それは過去、実際そうだったのか?




答えは違う。まず、自分が風邪にした、とは思わないだろう。自分に一因があるのは自覚できるがそれだけではない(場合が多い)と思うだろう。

そして実際に過去に風邪を引いた、体調を崩した場面はあったがそこまで自分が風邪にしたとは思い悩まなかった。


しかし、不安があるというのは遠からず近からず。まだ料理に対して自信がないし、子供たちが食に興味がないということをなんとかできていない。



え、「子供たちが食に興味がないということをなんとかできていない」?


そこに興味があるの?




ある。おそらく、ある。

その想いはきっとある。

僕はご飯に興味がなかったがどこかのタイミングか、ご飯を食べることに興味を持ち、そのことで人生の彩りが増したという感覚はある。

子供たちにも「美味しいものが色々とある」という楽しさは味わってほしいという気持ちはありそうだ。



ん?それでご飯の量が増えていったということなの?それおかしくない?


何か隠してない?




んー。

確かに。



否定されたくないんだと思う。子供たちに。僕の頑張りを。僕が多少なりとも時間をかけて作った料理を。

子供たちが喜んで食べない、という様子を見て僕は自分を否定された感覚を味わっているのかも知れない。

だからもっと頑張らなきゃと思って時間をかけたり、手間を増やそうとして、結果的に量を増やしてしまうのかも知れない。


でも、量が増えても子供達は食べないし、逆効果だし、そもそも、ご飯を食べないことで僕を否定したいだなんて気持ちは微塵もないと思える。むしろ、「今日のご飯美味しい」とかアニメ見ながらでもぱくぱく食べるタイミングがあったりとかして、好意的な反応をくれる時ばかりだ。

勝手に僕が「ご飯食べてほしいけど、食べないなー」と思って、それを膨らませて、「僕の料理が苦手なのかな〜」に発展させているだけなのでは。

そしてその誤った想いを、誤った手段(ご飯の量を増やす)で解消しようとしてきたのでは?


自分の深層に近づいた気がする。深層の内容が浅いけど。

もし、そうなら?


軌道修正が必要だ。料理の量を増やすことは正解ではない。減らすことすらも正解ではないかもしれない。

「試行錯誤する」という言葉の意味を受け入れる。もっと言うと、失敗を甘んじて受け入れる。

失敗に失敗を重ねて、凹んで、凹んだことも乗り越えて、また修正を重ねていくしかないのかなと思う。

もう、そういう生き方が良い。一人で業務が完結しないけれども、個人でタスクを処理していける能力に憧れるけれども、他人に頼りながら生きていくのが良い。そのスキルを磨いていくしかない。

ちょっと話は脱線したけれども。




そんなこんな。

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