【ゲーム】ミクロマクロクライムシティ【好き】

 


  







ミクロマクロクライムシティ

2021年のフランス年間ゲーム大賞を受賞されたこのゲーム。ホビージャパンから日本語版がリリースされており、プレイして面白かったので記事にしてみる。


このゲームは探偵物のゲームであり、「ウォーリーを探せ」に出てきそうな巨大なマップ(上記画像のようなマップ。もっとでかい)から事件解決のヒントを探していくゲーム。答えを知るまでが面白いゲームなのであまり詳しく記載することができない。

ネタバレ厳禁、で書いてみたい。


本記事のアウトラインとしては


1:ゲーム概要

2:ゲームの特徴

3:面白いと思ったところ

4:最後に


という流れ。



1:ゲーム概要(箱の説明より引用)

いたるところに犯罪が潜んでいる町、クライムシティへようこそ! この町では、命にかかわる秘密、卑劣な強盗、冷酷な殺人事件が日常的に発生し、もはや地元の警察の手に追えない状況になっている。そのため、捜査官諸君の助けが求められている。

「ミクロマクロ」は協力型の探偵ゲームです。協力して犯人の動機を特定し、証拠を見つけ、罪を明らかにして難解な事件を解決していきます。

事件の解決には、巧みな推理と同様に、鋭い目を持つことが重要です。



2:ゲームの特徴

このゲームならではの特徴は大きなマップの中に、「いくつもの時系列が描写されている」こと。

たとえば、A、という人物が1箇所ではなく、何箇所にも描写されているのだ。


こんなふうに、

(1)犯罪が起こった時の加害者Aをとある場所に描写

(2)その犯罪現場から逃走しようとしている加害者A(犯罪場所から少し違うところに描写)

(3)さらにその先で凶器をゴミ箱に入れようとしている加害者A(上記からまた少し違うところに描写)


こうしたことが一つのマップの中で描写されている。


また、このゲームには事件解決のためのカードが出てくるのだが、そのカードをめくると


(1)犯罪はどこで起きた?

(2)加害者はどこに行こうとしている?

(3)凶器はどこにある?


といったような感じで、徐々に事件解決に向かうように案内されるように展開する。



ゲームの流れとしては、

(1)事件を選ぶ(16事件分のカードが入っていて、1つの事件のカード山を選ぶ)

(2)最初のカードをめくり、出てきた質問に答えられるようにマップから探す

(3)カードの裏面をみて答え合わせ

(4)次のカードの質問を確認する

(5)その質問に答えられる情報を探す


これの3から5を繰り返すことで最終的には事件解決にいたるよう設計されている。

(16個の事件が入っていて、簡単な事件だと質問カードは3枚から5枚程度)



3:面白いと思ったところ

ゲームシステムも独特で面白いのだが、ゲームバランスが「自分に推理物がわかるだろうか?」という不安を払拭できるレベルだと感じられ、安心して遊べたのは大きかった。

ゲームのマップの中で明確なヒントがあるので、それを見つけられるかどうかというのは非常に重要なことではある。

とはいえ、行動が連続しめ描写されてないから、どこに向かったか?犯人の動機は?などの事件解決にむけて推理する余地はそれなりにあると感じられた。

プレイヤーにどれくらいの難易度のことをさせようとしているか、そのバランスは吟味されている。



ゲーム中は、プレイヤー間は協力しているため、みんなでマップをみながら


「あー、こっちで(Aが)誰かと話してますね!!」とか、


「こういう風に進んで、で(さらに進んで)、ここにきているから、さらにあっちの方に進むのでは?」とか、


「なんか、後ろから怪しい人物が近づいてきてない?これ!」とか、


「あ!これ!!これ、あれですよね!ほらこれ!!これ  ほら  あの  ほら  あれですよね!!」


みたいに、情報を発見しては、共有したり、そこから推理したりしていく。



情報を早く発見する人が「強者」になりやすいが、情報をまとめたり、推理を展開することも必要だったりして、プレイヤー間の多様性を受け入れるゲームの器量も感じられた。

そして、早い人はめっちゃ早い。次々にヒントを見つける様子はまさに「名探偵」って感じだった。



4:最後に

ちょっと話は前後するのだが。

本記事の序盤で僕は、「ウォーリーを探せに似ている」と記載したが、僕は「ウォーリー」は正直、得意ではない。

情報量が多くて処理しきれないと感じてしまう。

ミクロマクロ〜、については情報量は多いものの探している事柄が明確であり、また「似通っている絵柄のようで、ちゃんと違うように記載されている」感じでまだギリギリ大丈夫と思える。

あと、クライムシティという物騒なゲームタイトルだが、記載のキャラクターが可愛い。


また、5歳の子供は「やんややんや」する感じで楽しんでいて、ルール通りに遊ぶというのは難しいようでもあったが「大人と一緒に遊んでいる」「なんかを見つける勝負」という感じでそのゲームしている空間を楽しめていたようだった。

また、嫁さんのウケもなかなかよかった。

家族で楽しめるゲームと感じられた。












※ゲームの箱絵の一部分。

箱絵で、一つの事件が遊べる仕様。

箱絵の事件を解決できるかやってみてから購入の判断ができるのは親切だなーと思う。









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